朱里という実力者！プロレスラーながら総合格闘家として活躍中！

（画像は「朱里Facebook」より引用）

現在、パンクラス女子部門で連勝を続け、
中井りん選手と共に、パンクラスを支えている朱里選手の
次戦の相手が決定しました。

対戦相手は世界アマチュアMMA連盟「IMMAF」の金メダリスト
という肩書きをもつミナ・グルサンダー。

現在、MMA3連勝中の朱里選手だけに、
どのような勝利をみせてくれるのか期待したいところです。

今回はこれからの女子格闘技を支えていくかもしれない
逸材である朱里選手について、
どのような格闘家なのか、戦績等を検証してみました。

女子格闘技を支える第三の有力選手

現在の日本格闘技界は、女子格闘技とうのが一つの
キーワードになっていると、このブログでも何度か
主張しております。

現在、日本で唯一といって言いメジャー格闘技団体
『RIZIN』でも女子のカードを多く取り入れ、
スター選手を作り上げてきました。

『RIZIN』で活躍しているRENA選手、中井りん選手は
女子総合格闘技界で人気・実力共に現在トップにいる
2人と言ってもいいでしょう。

それに続く次世代の選手として、
村田夏南子選手、浅倉カンナ選手が続くと思われましたが、
2人とも（村田選手は中井りん選手という壁に）年末で
敗れてしまい、RENA選手と中井りん選手との間に
大きな差を作ってしまったような気がします。

村田選手、浅倉選手とも充分なポテンシャルは持っていると
思うのですが、重要な星を落としてしまったかもしれませんね。
今後に期待です！

ここで村田選手と浅倉選手の間を割って急上昇してきそうなのが、
現在パンクラスで活躍中の朱里選手です。

総合格闘家としても、キックボクサーとしても強い！

朱里選手は現在27歳。

ハッスルでプロレスラーとしてデビューし、
レスラーとして活躍しながらキックボクシングの試合を行い、
現在までキックボクシングの戦績は14戦13勝1敗。

2016年にパンクラス参戦を決め、
現在までの戦績は3戦3勝。

いまでも総合格闘家として活躍しながら、
フリーランスとしてプロレスラーとしても活躍中。

格闘家としての実績は充分。

ですが、何故か人気がないんですよね。

実際、総合デビュー戦で無敗だった浅倉カンナ選手に
勝利して、さらに連勝街道まっしぐらなのに、
年末のRIZINに呼ばれたのは浅倉カンナ選手・・・

キックボクサーとしての実力も、
理不尽な判定でのほぼ勝ちに等しい判定負けだけで、
14戦して13勝を挙げてますからね。
階級差の問題はありますが、RENA選手との対戦しても
実力的に力負けしないと思うんです。

けど、人気が・・・

なぜ人気がないかの一考察

個人的に朱里選手があまり人気がないのは、
やっぱりプロレスラーだからなのかなと思ったりしています。

なんかコメントとか、計量時とか、
試合後とか、ちょっとおふざけが過ぎているような感じがして、
ガチガチの格闘技ファンからはちょっとひいてしまうことが
あるのかも。

浅倉カンナ戦の時も、「プロレス技を出したい」発言があり、
デビュー戦でプロレスラーが言ったらいけない言葉、
ランキングに入りそうなコメントを出していますからね。

案の定、浅倉選手は嫌悪感を露にしたそうで

とコメント出していましたしね。

この前の試合後も、酒井正和パンクラス代表をゲージに
呼び入れてコブラツイストをしたり、
ちょっと、その場にいたらひいているかも・・・

こういったプロレスのり的なところが、
ちょっと受け入れられないのかもしれないなと思うんですね。

あと蛇足になってしますが、
ルックス的にね。強そうなんですよ。
美人とか、ブスとか、そういうレベルの話ではなくて、
なんか、近寄りがたい雰囲気があるんですよ。

それよりも、RENA選手とか、浅倉選手とか、
可愛らしい顔をしているほうが、そのギャップがあったりして
「すっご～い」なんて言われながら、人気が出てくる
ってのが分かるんですよね。

ちょっと、その路線は朱里選手には無理なのかな
なんて思ったりしています。

RIZIN出陣はあるか？実力と知名度のバランスが悪い！？

朱里選手ははっきり言って、戦績以上の実力をもっていると
思います。

キックボクシングの戦績も素晴らしいんですが、
その実力に加えて、異様に身体能力が高いのか
柔道もアマレスも経験がないのに3戦目にして完全に
総合格闘家としての動きが出来てますもんね。

浅倉カンナ選手とのデビュー戦も、
レスリングでの実績があるカンナ選手のタックルを切りまくって
たらしいですからね。

なんでも、門脇英樹選手と光岡映二選手に師事しているらしいんで、
キックの実力に加え、グランドの強さも手に入れているのは
明らか。

ちなみに、知人の格闘家（世界的なグラップラーです）が
門脇選手と同門なんですが、門脇選手ほどグラップリングが
強い人にはであったことがないと言うくらいの
寝業師ですからね。その人に学ぶってのは強くならないわけが
ないですよね。

そう考えると、3戦3勝の実力はやっぱり本物だし、
こうなってくると、相手選手にとっては朱里選手は面白くない
相手となってきますね。

言葉を変えると、朱里選手と試合をするのはデメリットが大きい。

まだまだ、朱里選手は名前が知れ渡っていない、
一般的に無名選手。プロレスと二束のわらじを履いている的な
イロモノ選手扱いになる可能性があります。

朱里選手とあたった選手は「勝って当たり前」の状態になる
わけですが、朱里選手は実力者ですからね。

相手にとっては負けは「痛い負け」だし、朱里選手には
一気にブレークする可能性がある「おいしい勝ち」と
なりますから。

まあ、RIZINで活躍中の中井りん選手は、そのパフォーマンスとは
考えれないくらい実力派路線ですから、体重もほぼ同じ階級との
ことで、この2人の対戦はあり得るかも。

ただ、2人はパンクラス所属だし、RIZINでやる意味があるのか
って問題はありますがね。

まとめ

●RENA選手、中井りん選手に次ぐ、日本女子格闘技界の実力者とし
て名前を連ねることができそうな朱里選手。

●現在は知名度と実力のバランスが悪く、対戦相手にとっては試合
をやるにはデメリットが大きいかもしれない。試合を落とすことな
く、勝ち星を重ねていけば今年はRIZIN参戦も充分可能性あり！

一部では、総合格闘家としてかなりの評価をされている
朱里選手ですが、デビュー戦で浅倉カンナ選手に勝利しているし、
今後、どんな強豪と試合をしていくかで成長が決まっていくと
思います。

どんどん強い選手とやって経験し、勝ち星を重ねて言ったら、
それこそ他の選手にとってはやりたくない選手に成長して
いくでしょうね。

ネット上では、プロレスをやめて総合一本に絞ってほしいと
言われているくらい、期待もされている選手です。

今年はRIZIN参戦も視野に入れているでしょうし、
朱里選手は今後も要チェックの選手の1人ですね！