(画像は「ウッドアーティスト公式プロフィール」より引用)
久々に聞きました「平成のテロリスト」。
最近、1990年代くらいからプロレスファンじゃないと、このあだ名を聞いても
すぐにピンとくる人はいないんじゃないかな。
「平成のテロリスト」こと村上和成選手。
しばらくプロレスの実戦から離れていたはずで、僕もホント久しぶりに名前を
聞きました。
先日、久々にリングに乱入。昔のようなテロ行為を働いたようです!
プロレスラーとして活動はしてきた村上和成選手ですが、やっぱり、テロ活動が
村上和成選手の真骨頂!
今後の活躍が見ものですね。
え、村上和成選手をあまり知らない?
確かに、最近、プロレスラーとしての活躍はあまり聞こえてきませんでした。
ということで、今回は村上和成選手にスポットを当てたいと思います!
目次
プロレスラー村上和成とは何者?
先日行われたIGFの新しいブランド『NEW』で行われたスーパー・タイガー対
鈴川真一戦の試合後、突如、村上和成選手が乱入。
背面から鈴川真一選手を襲撃し、「これから祭りだ」と宣言し逃亡!!
鈴川真一選手と村上和成選手の遺恨勃発となりました!
いまの状況では、これから何をしていきたいのか、全く不明な行動ですが、
言えるのは「平成のテロリスト」が帰ってきたってことぐらいでしょうか。
その襲撃を受けた鈴川真一選手が、その後に残したコメントが
「誰あれ?誰?村上?どこの村上?」
・・・・
どうやら鈴川真一選手は村上和成選手を知らなかったようで・・・
業界の人である鈴川真一選手でも分からないくらいですから、村上和成選手を
全然知らない人もいるのでは?
まあ、ここ数年はプロレスラーとして活躍したという記憶が僕もないんで、
これは仕方がないかもしれませんね・・・
「平成のテロリスト」村上和成はプロレスラーなのか?
そもそも村上和成選手はプロレスラーなのかってところからなんですが、
デビューは総合格闘家としてデビューしているんですね。
バックボーンが柔道と相撲で、和術慧舟會に入門していますから、生粋の
総合格闘家といっても間違いない。
実際のところ、PRIDE.1にも出場しているんですよね。
一気にプロレスラー色が強くなっていくのが1999年1月4日に行われた
小川直也対橋本真也戦のセコンドについてから。
2000年ごろには小川直也選手と組み、新日本プロレスなどで暴れ周っていたん
ですが、新日本プロレスから離れると次第に、活動は地味なものになってきた
様子。
まあ、村上和成として暴れまわっていても、大きな影響力がなくなってしまった
ために目立たなくなった感じですか。
ファイトスタイルは、総合格闘家としての経験を活かしてラフファイトを
絡めてシュートスタイル。
ちなみに、「平成のテロリスト」と呼ばれるようになったのは、因縁の相手で
あった橋本真也選手の会場入り時に奇襲をしかけたことから。
新日本プロレスで活躍していた頃は、試合前の眼光の鋭さが、まさに狂人的で、
「コイツは絶対にヤバイ奴だ」と思っていたもんです。
飯塚高史との遺恨あり!?2人に何があった?
村上和成選手と飯塚高史選手の間には遺恨があり、一時、村上和成選手は
執拗に飯塚高史選手を狙っていた時期がありました。
この遺恨のきっかけとなったのは、先に書いた東京ドーム大会での
小川直也対橋本真也戦の時。
この試合で小川直也選手が暴走し、両陣営の乱闘という事態になったんですが、
この時に村上和成選手はいびきをかいて眠りだすなど、一時昏睡状態に陥る
ダメージを受け、約1ヶ月の入院の重症を負ったんですが、この決定的な
ダメージになったといわれるのが飯塚高史選手のストンピングと言われています。
このことから、村上和成選手は飯塚高史選手の首を狙うべく、新日本プロレスに
殴り込みをかけていくことになるんですね。
この村上和成選手の大怪我という、一時は非常に危険な時期もあったとはいえ、
この事件は村上和成選手にとっては非常にプラスになったといえます。
この事件があったからこそ、本格的にプロレスへと転身することができたし、
飯塚高史選手にはスリーパーで負けたとはいえ、2000年の東京ドーム大会に
参戦することもできました。
プロレスラーとしては間違いなくプラスになる事件だったと思います。
ちなみに、この事件は、実力がありながらトップ戦線へと絡むことができずに、
燻っていた飯塚高史選手にとっても大きなプラスとなりました。
この村上和成選手を病院送りにしたことがきっかけで、ブレイク。
その後の数度の対戦で、村上和成選手を数度スリーパーホールドで破り、
「魔性のスリーパー」と呼ばれるほど、飯塚高史選手の代名詞となる技と
なるんですね。
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村上和成はいい人?この笑顔を見れば分かりますよね?
前述したように、新日本プロレスで活躍していた当時の村上和成選手は、
トップ戦線へと絡むような実力はなかったかもしれませんが、異様な殺気を
放ち、すっげーヤバイ奴オーラ全開の選手でした。
ですが、この笑顔を見てください。
(画像は「」より引用)
どうやら、村上和成選手は、すっげーいい人みたい。
最近では、役者としても活躍しているようでして、『とと姉ちゃん』にも
出演していたらしい。
普段はもの凄く礼儀が正しいとして有名なんですよね。
確かに和術慧舟會に入門したことを考えると、礼儀などの常識をもっている
というのは理解ができます。
ファンに対しても、非常に丁寧で、新日本プロレスでバリバリのヒールを
やっていた時に、ワールドプロレスの新春企画出行った選手の挨拶で、
「今年は僕も頑張りますので応援してください!」と笑顔。
完全にキャラ設定を忘れるお茶目さも持ち合わせている様子。
他にも、暴言やインタビュアーへの暴行を普段ではしているのに、試合後に
勝利の嬉しさからか、キャラが崩壊。
ヒールを忘れて、敬語でインタビューを受けるということもあったそうな。
つい、素がでちゃうんですね。
プロレスラーとして、プロ中のプロかも!
よく考えると、村上和成選手は、プロレスラーとしても徹底したプロだったと
思いますよ。
誰にでも嫌われる。
誰にでも、コイツはヤバイ奴だと思わせることができる。
そして、誰もが望む通り、最後は見事な負けっぷりをみせてくれる。
この3つをしっかりすることができるヒールってのは、なかなかいませんよ。
ファイトスタイルが格闘技よりのため、プロレス技のイメージはあまりない
村上和成選手ですが、非常に受身が上手いことでも有名。
もう、派手に投げられて、グロッキーという一連の流れをしっかりできる
わけですね~。
前述したように、キャラ崩壊する時もありますが、やっぱりプロだわ~
って思える選手の一人なのは間違いない。
まとめ
●「平成のテロリスト」村上和成選手は、かつて新日本プロレスで活躍し、その
殺気溢れるファイトスタイルで、2000年代前半を代表するヒールレスラーとして
活躍。
●村上和成選手と飯塚高史選手の間には、かつて遺恨があり、多くの対戦をして
きた2人。この抗争が村上和成選手、飯塚高史選手の両者にとってブレイクする
きっかけとなった。
●村上和成選手は、ヒールレスラーでありますが、実はもの凄い礼儀が正しい人。
ヒールのやられ役として一流の選手であります。
現在は役者としてもかなり活躍している村上和成選手。
個人的には、本業としてプロレスをもっと盛り上げてもらいたいですね。
というのも、村上和成選手のようなレスラーは、いまの危険技全盛のプロレス界
にとっては、業界改善していくうえで欠かせない選手だと思うんですよね。
やっぱり、プロレスが盛り上がるのは、危険技の応酬での興奮も1つかもしれ
ませんが、徹底的なヒール役が登場して、ベビーと戦い、敗れる。
この鉄板のストーリーが盛り上がる1つの要素。
こういったストーリーをもっと見せるプロレスってのも、
ありなんじゃないかなと思うんですよね。