(画像は「山中慎介公式サイト」より引用)
こんばんわ、委員長のラッシャーやすおです。
具志堅用高さんが持つ、世界タイトル13回防衛という日本記録に並ぶ、13度目の
防衛戦が来月15日に控えている山中慎介選手。
これまでも、数々の強豪を「神の左」で倒してきた山中慎介選手ですから、
きっと具志堅用高さんの記録に並び、早ければ年内中に記録更新っていうのを
見てみたいですね。
今回は山中慎介選手の強さの秘密。
特に、あの「神の左」は、なぜに強いのか、検証していきたいと思います!!
目次
山中慎介の「神の左」の秘密!何が違うのか?
これまで、山中慎介選手は27勝のうち、実に19回のKO勝利を収めております。
その殆どが、「神の左」と呼ばれる山中慎介選手の得意の左パンチで決めている
んですね。
これだけ、世界に恐れられる「神の左」は、何が普通のパンチと違うのでしょうか?
「神の左」はアイスピックのような貫通力あり!?
山中慎介選手の得意とする左のパンチ。
特にストレートが特徴的なんですが、トレーナーの方の話では、山中慎介選手の
パンチは面で捉えるのではなく、点で捉えているといううんですね。
つまり、一点に力を集中され、非常に貫通力があるパンチなんですね。
パンチミットで受けていても、痛いらしいんですが、想像できませんね~
この貫通力を生むのは、山中慎介選手の肩の入れ方。
当たったところから、肩をナチュラルに捻り、さらに相手に食い込んでいく。
これは教えようとしても、なかなか教えられるものではありません。
サウスポーへのチェンジが「神の左」が生まれるきっかけ!
山中慎介選手はとても器用な方で、普段は両利きらしいですね。
箸や文字を書く時は左利き。野球などスポーツは右利き。
なんか、両利きってカッコよくないですか?
左利きってだけでも、ちょっと違う感じがして、僕も小学校くらいの時には、
左で字を書けるよう練習していた時期もあります。
これって僕だけ?
・・・話を戻しましょう。
山中慎介選手が高校でボクシングを始めた時、野球にならってオーソドックス
だったのですが、ボクシング部のコーチがバランスを見て、サウスポーに変更
させたとのこと。
もし、この時にサウスポーへの変更がなかったら、「神の左」は生まれなかった
でしょう。そして、世界王者・山中慎介選手も。
このスタイル変更によって、器用な左を武器にすることができたそうで、この
スタイル変更が、しっかりと肩を入れるパンチを手に入れるきっかけになったの
は間違いない。
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「神の左」を活かす、山中慎介の頭脳!
山中慎介選手は、非常にクレバー。
常に相手を見て、よく考えるタイプのボクサーですね。
ハードパンチャーというと、イメージでは一発当てれば勝てるという自信から
前に出て手数で攻める!というもんがあるんですが、実際のボクシングの世界で
は、強打を持っていても頭が悪けりゃ勝てない!
山中慎介選手はその代表的な選手で、どんなに「神の左」が研究されていよう
とも、相手の弱点を見抜き、作戦を考え、倒すタイミングを探る。
「神の左」が注目される山中慎介選手ですが、それ以上に、このクレバーさが
本当の強さの秘密なんでしょうね。
まとめ
●日本記録の世界タイトルの13回防衛記録に挑む山中慎介選手の強さは、数々相
手を倒してきた「神の左」に象徴される。
●「神の左」と言われる山中慎介選手のパンチは、アイスピックのように一点集
中、貫通力あるパンチ。これは、肩の捻りなど教えて簡単にできるものではない、
山中慎介選手の天性のパンチである。
●山中慎介選手の強さの秘密は「神の左」だけではない。常に冷静に相手の弱点
を探り、「神の左」を炸裂させるクレバーさがあってこそ。
山中慎介選手は「神の左」が注目される選手ですが、これまでの戦績は
29戦27勝2分 19KO
「神の左」と騒がれる割には27勝のうち、19KOって少ないと思いません?
でも、これまでの戦績を振り返ると、日本タイトル獲得までの14戦までの戦績を
見ると、14戦12勝2分け。12勝のうち実に4試合が判定だったんですね。
もっと細かくみると、8戦目までに判定勝利4つの2分けがあるんですね。
つまり、山中慎介選手は試合を追うごとに進化を遂げていったってこと。
34歳の山中慎介選手は、まだまだ進化途中なのかもしれません。
一体、どこまでたどり着けるのでしょうか?
13回目の防衛戦を楽しみに待ちましょう。