元谷友貴が二度味わった減量失敗!RIZINまでの戦績と復活

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元谷友貴選手
(画像は「イーファイト」より引用)

年末も近づき、RIZINの全カードも発表され、
いよいよ格闘技の興奮も高まってきました。

本日は、フライ級で日本トップクラスの実力でありながら、
RIZINに過去2戦参戦しながら、すべて無効試合。

RIZINでは未だ結果が残せていない元谷友貴選手について、
これまでの戦績を中心に、RIZINの過去2回の無効試合の理由。
そして、その理由となった減量についての考察を行いました。

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元谷友貴とはどんな選手なのか?

現在、地上波で放送されるようなビックイベントは
RIZINが唯一に近い状況だけに、年末の放送には
以前のPRIDEやDREAMで活躍していた選手が多く出場
しますね。

確かに知名度が高いので、地上波向けではあります。
が、お世辞にも、すでに選手としてはピークを
過ぎてしまった選手が多く、
世界最高峰のカードではないものが多い。

その中で年末のRIZINに参戦する元谷友貴選手

地上波でしか格闘技を観ない人にとっては、
馴染みのない選手かもしれませんね。

でも、元谷友貴選手こそ、今後の日本格闘技界を
引っ張っていく実力者の一人であるということを知って
もらいたいですね。

元谷友貴の実力とは?これまでの戦績から検証

元谷友貴選手は現在27歳。
170センチ57キロ。階級はフライ級で活躍している選手。

格闘技団体DEEPを中心に活躍しており、
現在の戦績は

20戦15勝3敗無効試合2

獲得タイトルは初代DEEPフライ級王座、同第3代王者

2011年にデビューを白星で飾ると、
2011年中に4戦2勝2敗。

現在の戦績の3敗のうち、2敗がデビュー直後であり、
その後の快進撃を考えと、プロとして何かを掴んでからの
成長が凄かった選手でしょうね。

実際、デビューして2連勝後に2連敗。

その後、DEEPの初代フライ級王座決定トーナメントに出場し、
デビューから約1年後にトーナメントを制覇し、
わずか7戦目にして、DEEP初代フライ級王座を獲得しています。

王座陥落から再戴冠!歴戦の強敵を次々撃破!

22歳にして、DEEP最年少でタイトル戴冠した
元谷友貴選手ですが、ノンタイトル2戦を2連勝し、
初防衛をかけて和田竜光選手と対戦するも、防衛に失敗。

ちなみに、和田竜光選手も今回の年末のRIZINに参戦しますね。
苦労人の和田選手については、また別記事で書こうと思います。

ここからの元谷友貴選手の復活が凄かった!

タイトル防衛失敗した4ヵ月後には、
フライ級キング・オブ・パンクラシスト清水清隆選手と対戦。
これに勝利し、団体を超えてフライ級トップ選手同士の
対決を制しました。

さらに3ヵ月後に、元DEEPバンタム級王者で、先日、バンタム級
王座に返り咲いた今成正和選手と対戦。
これにも勝利。

さらにさらに、3ヵ月後にまたまた元DEEPバンタム級王者の
前田吉朗選手と対戦。前田選手はデビュー後14戦無敗を
誇り、現在でもトップ選手の名選手。

その前田選手に腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。

数々の歴代王者を連覇し、その実力を内外に知らしめていった
元谷友貴選手は、前田戦から2ヵ月後に再び、
フライ級タイトルマッチで王者・和田竜光選手と対戦。

リアネイキドチョークにより一本勝により、
リベンジに成功し、フライ級王者に返り咲きました。

なにより凄いって、この試合間隔で連戦。
それも、常に強敵と戦って、勝利。

実に、タイトル陥落後から約1年の間に5試合ですからね。

この一年が、いかに選手としての成長に繋がったのか
想像に難くないですね。

実は、試合によるダメージ具合にもよりますが、
試合間隔が短いということは、成長に繋がるということもありま
すが、減量が楽ってのもあるんですね。

海外のボクサーの中には3ヶ月ほどの間隔で試合をこなしている
選手も多いですもんね。
プロとして50戦以上とか、日本のボクサーには珍しいですもんね。

それだけ、減量ってのはゼロの状態から始めるってのは
大変だってことでしょうね。減量で体重を減らすより、
減らした体重を維持する方が楽であるってことですね。

この「減量」に、その後、元谷選手が苦しめられるように
なってしまうんですね・・・

過去に減量失敗?何があった!?

DEEPで輝かしい成績を残してきた元谷友貴選手。

過去に、DEEPはPRIDEやDREAMに多くの有力選手を輩出してきた
団体ですから、当然、RIZINが生まれ、
このビックイベントへDEEPの有力選手にオファーがいったわけで
すね。

元谷友貴選手も2015年の年末、
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS』に
参戦が決定したわけですが・・・

当初、57キロ級契約だったのですが、
相手のフェリペ・エフラインが2キロの体重超過
急遽、59キロ級契約という形になりましたが、無効試合に。

たった2キロと思うかもしれませんが、
この2キロってのが、階級制のスポーツではかなり影響するわけ
ですね。

現在のボクシングにおいては、約2キロ単位で階級が区切られて
おりまして、それだけ2キロの差でパンチ力の差が
生まれてくるということなんでしょう。

それに、2キロの体重を落とすのと、落とさないとでの
使うパワーも違いますね。2キロ落とすために、
1週間のトレーニングが必要だったとすると、2キロ落とさなかった
ことは1週間分のトレーニングの体力消費を抑えられるということ。

こういった点で、やはり減量を行えなかった選手の方が
優位ってのはあると思います。

実際、このフェリペ・エフライン戦で元谷友貴選手は
記録上は無効試合となりましたが、実際の試合では
フックによってKO負け。

この相手の減量失敗がどのくらいの影響があったか、
それを確かめる術はありませんが、選手にとっても観客にとっても、
スッキリしない内容になってしまいましたね。

無効試合から4ヶ月。まさかの減量失敗・・・

『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS』に
おいて、相手の減量失敗による無効試合。
しかしながら、その試合内容はKO負けと屈辱的な内容だった
元谷友貴選手に『RIZIN.1』にオファーが再び訪れます。

この試合、なんと元谷友貴選手の減量失敗により、
無効試合に
なってしまうんですね・・・

相手の減量失敗により、屈辱的な状況に陥ってしまった元谷友貴
選手に一体何があったのか?

当事者であった元谷友貴選手が、まさか減量に失敗し、
結果、無効試合としてしまったのか?

この件に関して、元谷友貴選手はあまり多くを語っていないよう
なんですね。

ただ、その責任を取るという形で、保持していたDEEPフライ級王
者を返上しています。

ここで1つ、僕の予想になってしまいますが、、、

減量失敗後、そもそも元谷友貴選手の体調不良のため、
試合自体も行われなかったことを考えると、
体重を減らせなかったのも、そもそも体調が悪かったためではな
かったのかと思うんですね。

もしかしたら、ビックイベントでの試合、さらに前回の無効試合。
そういった状況で、元谷友貴選手は試合キャンセルという
方法を取れなかったのではないかと思うんですね。

確かに、試合前に減量だけではなく、体調を整えることも
プロとして当たり前のことと言われたらそれまでですが、
インフルエンザのような、どうしようもない病気だったのかも
しれません。

まあ、個人的には、プロ選手として、十分な説明が必要だった
かもしれないというのもありますが。



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相次ぐ減量失敗。プロとしての自覚を!!

減量失敗ってのは、プロとしては絶対にしてはいけないこと。

何より、そのカードを楽しみに、チケットを買って、
わざわざ来てくれたお客さんに申し訳ない。

だいたい、プロの大会って、お目当ての選手がいて、
それを観にいくのがほとんど。つまり、一試合でチケット代の
全てをつぎ込んでいる
っても間違いじゃない。

ボクシングなんて特にそうなんじゃないかな。
世界タイトル戦は、前座の試合の時って客席はまばらですもんね。

僕も、一試合のためにチケットを買うこともあるし、
一試合のためにわざわざ地方から東京へ行ったこともあります。

その試合が当日、無効試合になってしまったら?

それも応援している選手ではなく、対戦相手の減量失敗だったら?

どう考えても、減量失敗ってのは許せないですよね。

先日のパンクラスの大会『PANCRASE284』で、解説の
大沢ケンジさんが言ってましたが、最近、減量失敗というのが
非常に多くなってきて、プロとして恥ずかしいと。

大沢さんが現役時代、もし減量失敗ということになれば、
それだけで一緒に練習をしたくないという雰囲気になっていた
だろうと。

それだけ、減量というのはリングに上がるためには当然の事であり、
減量ができずに無効試合なんて恥ずかしくてどうしようもない
ことだと述べておりました。

今と昔と言っても、たった数年の違いですから、
現在の若い選手の意識ってのが、プロとしてちょっと低いの
でしょうかね・・・

まとめ

●元谷友貴選手は、デビューから7戦目にして、DEEP歴代最年少王
者として初代フライ級王者戴冠。その後も元王者らを下し、RIZIN
デビューも果たすことに。

●RIZINの初戦は、相手の体重オーバーによって無効試合となって
しまう。しかし、試合内容では屈辱のKO負け。
第2戦では元谷選手が体重超過、かつ体調不良で無効試合になって
しまう。

●元谷選手が3度目の正直として、RIZINで結果を残せるのか、非常
に注目です。

元谷友貴選手は、二連続の減量失敗による無効試合が2試合続き、
(相手の減量失敗と自身の減量失敗。一応書いておく)
その後、2連勝を飾っております。

そして、年末のRIZINに今度こそスッキリとした状態で参戦してく
れるのではないかと期待しております。

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