本間朋晃が意識不明!繰り返す事故・リング禍。過去には三沢光晴など死亡事故も。

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(画像は「新日本プロレス公式サイト」より引用)

昨日、3月3日に行われた新日本プロレス沖縄大会。

ここで試合中に変形DDTを受けた本間朋晃選手がアクシデントにより、
救急搬送されたというニュースが飛び込んできました。

これまでも、プロレスには大きな事故が繰り返し起きてきました。

最悪は、選手の死亡まで。

今回は、本間朋晃選手の回復を祈りつつ、これまでのプロレス界の不幸を
振り返り、その対策やファンが必要な理解など、僕なりの考えを書いて
みました。

多くのプロレスファンが、プロレスを純粋に楽しめるように。

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本間朋晃が緊急搬送!呼吸器の取り付け情報も

正直、本間朋晃選手が病院搬送という一報を受け、それが変形のDDTを受けた
ものであると分かると、かなり危険な状態なのではないかと不安になりました。

DDTは首にかなりの負担がかかる技ですし、素人がやれば簡単な技ながら、
重大な事故につながりかねない危険な技。

一時、呼吸器をつけていたとか、意識がないとか情報が錯綜しておりました。

現時点で、新日本プロレスからも詳細は説明されていないみたいで、
分かっているのは3月6日以降の試合を欠場するという事実のみ。

リング上では意識はあったが、首から下が動かすことができない状態だったと
伝わっており、かなり心配ですね。

大会のメイン後、棚橋選手がマイクを取り

「今日はありがとうございました。皆さんにとって、新日本プロレスは楽しいひとときであってほしい。そのために、俺たちは毎日鍛錬してます。それでも、リング上のケガは起こります。だから、また来年沖縄に…今年か、この沖縄に来るときは、全員揃って帰ってきます。だから、皆さんのエネルギーを本間選手に送ってください」

とマイクパフォーマンス。

棚橋選手の言うとおり、本間選手には完全復帰をしてもらい、
またあの「こけし」で会場を盛り上げてもらいたいもんです。

過去の事故まとめ 元気にリングを降りるまでがプロレスラーです!

これまで、僕が知っているだけでも何度もプロレス界では大きな事故が
ありました。

でも、冷静に考えたら、身体を鍛え、受身の技術を磨いたとしても、
プロレスラーと言っても人間ですから、危険な技を繰り返し受けていれば、
いつ大きな事故となるか分からない。

常に大きな事故と隣り合わせなのを忘れてはいけないでしょう。

大きな悲劇を繰り返さないよう、そして永遠に失われたプロレスラーを
忘れないよう、僕にとって衝撃的な事故をまとめておこうと思っています。

三沢光晴の衝撃的な事故死


リング上で散った三沢光晴

この事故が一番衝撃がお起きかったし、多くのプロレスファンにとって
忘れることができない出来事でしょう。

日本マット界でトップレスラーであり、受身の上手さもプロレスラーとして
トップの技術を持っていたとされる三沢光晴選手

2009年6月13日。広島県立総合体育館グリーンアリーナで行われた
試合中に、急角度のバックドロップを受けて意識不明の心配停止。

同日に頸髄離断により死亡。

証言によると、バックドロップを受け、みるみると身体から血の気が引いて
いったのが分かったとのこと。ほぼ、バックドロップを受けた時点での
即死だったのではないかと言われていますね。

この事故は後の証言等で防げたのではないかと思われるんですね。

まず、三沢光晴選手には、数日前から不調が合ったようで、連戦による
ダメージの蓄積があったのではないかと言われていますね。

そして、試合中に技を受けてグロッキー状態になってしまった場面が
あったと言われています。

しかし、受身の技術が上手いことが不幸を呼んでしまった。
リング上の選手、レフリーともに三沢光晴選手ならば大丈夫という感覚が
どこかにあったのでしょうね。

グロッキー状態のまま、受身を取ることができなかったのが死因の一つ
であると言われています。

この事故は、やはりショッキングでしたね。

プロレスを知っているなら、誰でも知っている、いやプロレスファン以外にも
名前が知られているトップレスラーの死ですから。

一つのプロレスの時代の終わりを感じた事故でした。

プラム麻里子 日本マット界で初めての試合中の事故で亡くなる

1997年8月15日。広島県総合体育館で尾崎魔弓選手のライガーボムを受け、
意識不明の重体になり、翌日に死去

当時、アイドル的な人気を誇っていた選手だそうで、プラム選手も度重なる
負傷が続いていたそうです。

やはり、直接の原因は、技を受けた際のダメージが死因ではありますが、
激しい試合の繰り返しによって、想像以上のダメージが身体に蓄積している
のでしょう。

怪我の加減によって、身体が思うように動かず、それが受身にも影響が
あるのかもしれませんね。

門恵美子 デビューからわずか一ヶ月での事故

1999年3月31日に、吉田万里子選手の試合中に意識不明となり、9日後に
急性硬膜下血腫及び脳挫傷のため死亡

門選手の場合は、身体のダメージの蓄積と言うよりも、技術面の未熟さが
原因になったのではないかと思われます。

試合中、吉田万里子選手にキーロックをかけるも、そのまま持ち上げられ、
リングに叩きつけられた際に側頭部を打ち付けたというんですね。

つまり、キーロックをかけたままの状態だったために受身が充分に
取れなかったということみたいですね。

大技を繰り出したわけではなく、むしろ、地味な攻防の中で叩きつけられた。
言ってしまったら、よくあるような場面でも事故。

そういった意味で、プロレスがいかに事故と隣りあわせなのか分かりますね。

福田雅一 男子レスラーで初めての死亡事故

2000年4月14日。宮城県気仙沼市での試合中、柴田勝頼選手のエルボーを
受けて意識不明に。5日後に急性硬膜下血腫のため死亡

これも後述しますが、プロレス興行の多さと、レスラーのダメージの蓄積が
原因となったと思われる事故ですね。

福田選手は、事故の前年10月のシリーズで硬膜下血腫のために、約4ヶ月の
長期欠場をしたそうで、その後遺症が事故の原因だったと言われてます。

柴田選手のダイビング・エルボーをまともに受け、受身が充分に取れずに
痙攣を起こしたそうです。柴田選手が異常を察知し、すぐにフォールで
押さえ込み、一応の試合を成立させたとのこと。

死亡に至らなくても、多くの事故が繰り返されている

リング上で死亡とならずとも、重症を負うレスラーは後を絶ちません。


復帰も適わなかったハヤブサ

試合中のムーブメントの失敗で後頭部を強打し、頚椎損傷によって半身不随と
なったハヤブサ選手。

トペ・スイシーダという場外へ飛ぶ技の失敗によって、首を強打。
第4頸椎脱臼骨折によって半身不随となった片山明選手。

他にも、重症を負いながら奇跡の復活を遂げた選手も多くいます。

首の骨折によって数ヶ月間寝たきりとなった経験がある北斗晶選手や、
首を強打し中心性脊髄損傷となり長期欠場、一時は普通の生活も送ることが
できないと言われた中西学選手。

他にも、ザ・グレート・サスケ選手や高山善廣選手などのトップレスラーも
重症を負っております。

いかにプロレスが危険であり、鍛え抜かれた身体をもつプロレスラーとて、
何があるのか分からない
といえますね。



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プロレスに事故は付きものなのか?安全面を考える

過去にも大きな事故ではなくても、試合中に怪我ってのはプロレスラーだと
逃れられない運命なのかもしれません。

しかし、それを事前に予防するのは当然のこと。

なんですが、これは色々難しい面もあるのは分かります。

選手の体調、安全を第一にしなければならないのは当然なんですが、
プロレスが興行である以上、会社の利益を出さなければならない。

そうなってくると、集客力を上げるための工夫が必要になってくるし、
そもそも集客する機会を増やしていかなければならなくなってくるわけです。

興行数増加のため、選手のダメージ蓄積は大!!

まず、プロレスはある程度の興行数をこなしていかなければならない。

毎回、東京ドームのような大きな会場で、金額も高くして、それでも
満席になるような人気があるのならば、そりゃ年間で数度の興行でも会社
としてやっていくことは可能かもしれません。

が、そうもいかない。

毎回、会場を満席にできる団体は、今のところ、
新日本プロレスとドラゴンゲートくらいかもしれません。

それだけの動員ができたとしても、やはり選手一人一人だけではなく、
興行に関わる選手やレフリー、スタッフを食わせていくためには
大きなところだけではなく、小さな会場でも興行を繰り返す必要がある。

このことが、身体をはっている選手に、ダメージの蓄積や怪我でも出場しな
ければならない状況を作ってくことになる

これでは、選手の体調管理なんてできなくなってしまって、
怪我や大きな事故に繋がってしまうことになりかねないのは理解できるでしょう。

もっとエキサイティングに!超危険な技は鍛えられた肉体も耐えられない!

プロレスラーにとって一番大事なのは受身。

プロレスってのは、相手の攻撃を受けて、耐えて、受けて、耐えて、
最後の最後に自分の必殺技を繰り出し勝利する、そこに美学がある
のですね。

一方的に攻撃し、圧倒的に勝利するのはプロレスではない。

ということで、プロレスラーは相手の攻撃を受けるということが日常茶飯事。

これが基本的な技を受けるだけでいいのなら、まだマシですが、
年々、技は高度化し、激しくなり、それと共に危険度が上がっていく。

これは観ている方が求めていってしまったのは間違いない。

やはり強靭な肉体を持つレスラーが、人間離れした技を繰り広げる。

それを受けても立ち上がる。

なんともまあ、興奮するじゃないですか。
観ている方は、技が危険になればなるほど、興奮度は上がっていくんですね。

昔、僕がプロレスを見始めるようになった頃、プロレスでどんな場面が興奮した
のかと言いますと、流血シーン!!

猪木とか、長州が流血し、血だるまになりながらも、最後の最後に
悪役レスラーに逆転勝利するっていう構図がたまらなかったんですね。

それが、今ではより派手な技、より危険な技を観客は求めてしまっちゃうわけ。

ここにも、プロレスでの事故が起きる原因が潜んでるのは間違いない。

まとめ

●プロレスラーは、度重なる怪我や、興行数をこなす必要性から時に重大な事故
により、大怪我をする可能性が常に付きまとっている。

●リング上で亡くなったプロレスラーたちを今振り返ると、もしかしたら防げる
こともあったのかもしれない。

●プロレスラーの事故をなくすため、その原因を分析し、再発防止をすすめる必
要があると思われる。


プロレスから事故を減らすためには、やはり選手のダメージを減らす工夫が
必要になってくるでしょう。

興行的に試合数を減らせないのなら、よりダメージの蓄積を減らすってのが
重要になってくるでしょう。


では、プロレスのもう一つの魅力である、ストーリー性を重視していくべきか。

これはWWE的な、予定調和の中で物語を語り、試合をするってもの。

ストーリーが面白ければ、プロレスの技の攻防は物語のスパイスになるわけで、
危険な技を出す必要は減ってはず。

今の日本のプロレスは、ストロングスタイルに偏り過ぎなのかも知れない。
プロレス最強説がまだ一部では根強いように。

いち早く、ストーリー性を重視し、プロレスは興行であることを明言した
WWEと、レスラーの強さの幻影を残しつつ、その激しさに重きを置いた
日本のプロレス。

どちらが正しく、どちらが面白いということではなく、
選手一人一人の安全面を考えると、プロモーター側は選択に迫られることに
なっていくのでしょうね。

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