バルトは相撲最強を体現?総合格闘家としての実力や成功の可能性を検証!

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バルトは強い!?
(画像は「」より引用)

RIZIN無差別級トーナメントにおいて、
開幕戦で藤田和之選手を破り、29日の2回戦でも
高坂剛選手に勝利したバルト。

その恵まれた体格やパワー、相撲で鍛えた腰の重さなど
総合格闘技で成功が期待されるバルトですが問題も多そう。

3戦3勝も、勝利後にブーイングを受けてしまう原因とは?

今後、バルトが活躍するためには何が必要なのか?

今回はちょっと硬派に検証してみました!

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バルトは相撲最強説を体現するか

現代の総合格闘技においては、「打・投・極」をまさに総合的に
極めていったものがトップに君臨すると考えられています。

実際に、多くのトップファイターは高いレベルで
全局面に対応できるトレーニングを積んでいるし、ストライカーで
もグランドの能力が高い選手もいる。逆にグラップラーでボクシン
グ技術に長けている選手も多く存在します。

しかしながら、一昔前は総合格闘技が成熟しておらず、
その頃は異種格闘技戦という意味合いが強かったと思われます。

そして、個人的な強さはもちろんのこと、
競技ごとの強さが評価され、幻想をもたれることになったんですね。

プロレス最強説や空手最強説などがあったわけですが、
総合格闘技が成熟したいまや、全て幻想であり、
総合というルールの中では前述したようにトータル力が求められる
競技となったと考えられます。

が、未だ最強説が唱えられている競技があるんですね。

それが「相撲」。

なぜか、未だに「相撲」最強説は一部に根強くあるんですよね。

それに反して、相撲から総合へ転向した選手で
大きく成功した選手がいないのも事実。

しかし、昨年の年末にデビューを飾り、
今年のRIZIN無差別級トーナメントに出場しているバルトが
相撲最強を体現するのかと期待されています。

総合格闘家バルトの実力とは

バルトの総合の戦績は30日現在、3戦3勝

本日行われた高坂剛戦で判定勝利をおさめ、
31日に行われるトーナメント準決勝にコマを進めましたね。

3戦全勝なんですが、単純にはバルトが強いとはまだ言えませんね。

デビュー戦のピーター・アーツ戦は、当初はジェロム・レ・バンナ
戦だったはずなんですが、問題か何かで引退していた
ピーター・アーツが緊急で代役を務めた試合。

そのアーツ相手に、判定勝利ってのは、単純には喜べませんし、
実力を測ることはできないと思います。

ベテラン藤田和之を引退に追い込むも・・・

第2戦も、46歳の藤田和之選手

この試合も体格を活かして、藤田選手をロープに押し込み、
動きを封じ込めて判定勝利になった試合。

藤田選手は、この試合後に体力の限界を感じてか引退を表明してい
ますし、やはり全盛期の選手とは言いがたい。

その藤田選手に、大きな見せ場もなく、判定勝利ですから、
まだまだ総合格闘技に適応しているとは言い難いですよね。

パンチも大雑把な感じ出し、相撲で得た貯金である
テイクダウンされない足腰と、藤田選手との圧倒的な体格差に
助けられて勝利といった感じなんですよね。

やはり、初戦から第2戦までの感覚が長く、試合感覚がまだつかめ
ていないような感じがしたことと、
総合格闘技のトレーニングはまだまだ不十分に感じられました。

やはり、体重はもっと絞るべきだし、スタンドにしろ、グランドに
しろ、強みが1つでもなければ、今後の総合格闘家としては
活動をしていくのは厳しいかなと思われますね。

29日の無差別級トーナメント高坂剛戦

本日行われたRIZIN無差別級トーナメント準々決勝。
バルトは高坂剛選手との対戦に勝利し、準決勝へとコマを進めまし
た。

藤田和之戦からどれほどの成長があるのかが注目だったのですが、
試合展開としては前回とあまり変わらなかった感じですね。

終始、対格差を活かして高坂剛選手の動きを封じ込め、
膝蹴りやパウンドでコツコツとポイントを取る様な試合運び。

体格とパワーで相手を封じ込めるとうのは
立派な技術の一つかもしれませんが、高坂選手は46歳

3試合連続で一度引退や、引退間近の選手との試合で
動きを完全に封じ込めたと言っても、その後に極める可能性が
全く見えない試合展開を続けてしまうと、やはり今後の期待は
あまりできないと判断してしまいます。

これじゃ、試合後のバルトへのブーイングも理解できます。

31日の準決勝では、これまた引退間近のベテランの
ミルコ・クロコップ。

ただ、ミルコに全盛期の力はないと言っても、
基礎的な体格の強さは健在。そして、なによりファイターとしての
気持ちの強さが抜群です。

スタンドでの一発KOもありえるし、今までのようにはいかないでし
ょう。

逆に、ミルコ相手に今までと同じ展開で、完全に動きを封じ込めて
勝利なんてことになったら、逆にバルトのスタイルは
相手の動きを完全に封じ込めて圧倒するというものに確立できたと
言えるかもしれません。

観ている方としては全く面白くないのですが・・・

それでも、このスタイルを崩すのは、相手にとって
かなり難しいってことになるのかもしれませんね。



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今後の課題は何か

今後、バルトが活躍するために、第一にやらなければならないのは
180キロの巨体を絞ることでしょう。

140キロ台くらいまで、落としたほうがいいんじゃないかと個人的
には思っています。

パワーを落とさないように減量に成功すれば、
スタミナやスピードも上がるでしょうし、今の身体では難しい
ムーブが出来るようになると思いますし、そうすれば
スタンドであれ、グランドであれ、今とは違う展開を作れるように
なるはず。

最重要なのはトレーニング

バルトは大相撲時代、膝の怪我によって引退を早めたそうです、

この怪我の原因の1つが、バルトの巨体が膝に負担をかけていた
というのがあるらしいんですね。

そして、相撲時代の関係者からは、下半身をもっと鍛えろと
かなり早い段階から指摘をされていたそうです。

しかし、バルトは稽古嫌いだったそうでして、
周りからの指摘も、下半身の強化を怠っており、それが遠因となり、
膝の怪我が重なり引退に繋がったそうです。

バルト自身、引退時に、この下半身強化を怠ったことを
後悔するような発言をしています。

一部の関係者からは、バルトはもっと稽古に取り組めば横綱になれ
たと
言われており、才能があっただけに周りの後悔もあるのではな
いでしょうか。

稽古嫌いによって相撲時代の失敗を繰り返す!?

稽古嫌い。

確かに、今のバルトを見ていると、そうなんだろうなと思ってしま
う節はあります。

やはり、総合格闘技に参戦し日も浅く、年齢も考えれば現役時代も
長くないのは分かるはず。

だったら、バラエティ番組に出るような時間はないのでは?

もっとストイックなトレーニングが必要なのでは?

テレビに出るのが悪いとはいいません。しかし、本業として総合格
闘家として生きていこうと思うなら、まずはトレーニング。

バルトの身体の仕上がりを見る限り、厳しいトレーニングを
続けてきたようには思えません。

相撲時代の貯金と恵まれた体格だけで勝ち進めていけるのは今だけ。

いや、プロモーション側が意図的に、体格差や、すでにピークを
過ぎ去った選手とのカードしか組まなければ勝ち続けるかもしれま
せん。

でも、いつか化けの皮が剥がされる可能性もあるし、
そのような試合を続けていれば、格闘技ファンはどんどん、
総合格闘技から離れていってしまう可能性もあります。

格闘技界全体で考えれば、結構、大きな問題になるんじゃないかな
と思っているんですけどね・・・

まとめ

●バルトは「相撲最強説」を実現できる才能を持っているのかもし
れない。

●デビュー後3戦全て勝利するも、その内容には大きな問題が残っ
ている。総合格闘家として活躍していくためには、かなり大変かも
しれない。

●総合格闘技に適応していくためにも、肉体改造や新たな技術の習
得は必要。それができれば、バルトの成功は見えてくる?

もし、バルトがこのまま、総合格闘家として大きな成長をせず、
勝利を重ねていくことになっていくことになってしまったら、
個人的に1つ心配なことが起きてくるんですね。

格闘技ファン、特にライトな格闘技ファンの中には
「格闘技ってあまり面白くない」という思いが強まってくるんじゃ
ないかと心配しております。

実際に、バルトの試合は面白くない。塩試合と言ってもいいくらい。

RIZINの問題点はここにあるんですよね。

ライトなファンの興味を掴むため、話題性先行のカードが中心と
なってしまう。

バルトの起用や、一般的な認知度は高いもすでにピークを過ぎてい
るような選手の起用。

確かに、これによって一般的な興味を引くことができるかもしれま
せんが、それは試合のレベルの低さを意味することになってしまう。

試合のレベルの低さを感じ取り、試合を面白いと思えなかったら、
必然的にファンは去っていきますよね。

現在、地上波で格闘技を観る事ができるのは実質RIZINのみ。
RIZINは格闘技全体のイメージをどのように上げていくのか、
その責任もあるはずなんですが、主催者側は格闘技全体について
どのように考えているんでしょうか・・・

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