(画像は「新日本プロレス公式サイト」より引用)
5月17日から開幕する新日本プロレスのジュニアヘビーの祭典である
『BEST OF THE SUPER Jr.24』。
組み合わせや日程が発表されましたね。
今回の大会はとにかくAブロックの激戦っぷりが尋常じゃない。
全てがメインになってもおかしくない様な、そんなカード続出。
獣神サンダー・ライガー、リコシェ、ドラゴン・リー、ウィル・オスプレイ、
マーティー・スカル、タイチ、TAKAみちのく、高橋ヒロム・・・
さらっと書きましたが、今の新日本プロレスのジュニアを象徴するような
選手ばかり。
反対にBブロックは、トップ戦線を伺う二軍的な感じになってしまっているのは
確か。
今回は、この超激戦区のAブロックでも、ダントツに優勝候補と押せる
現IWGPジュニアヘビー王者の高橋ヒロム選手について注目してみました!
目次
高橋ヒロムは名実共にジュニアのエースとなった!?
2016年11月に突如。新日本プロレスの復帰。
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに加入し、今年1月4日の東京ドーム
大会でIWGPジュニアヘビー級王座に戴冠。
現在まで、4度の防衛で、圧倒的な強さを見せつけている高橋ヒロム選手。
現在27歳で、デビューは2010年。
2013年から海外遠征し、2016年の新日本プロレス復帰までに、イギリス、
メキシコそしてアメリカと渡り歩き、その実力を高めてきたといえるでしょう。
海外3ヶ国で、それぞれのプロレスの特徴を学び、帰ってきたことは、デビュー
から10年もたたずにジュニア戦線での絶対的なトップに君臨するのとは無関係
じゃないでしょう。
プロレスラーとしての、努力研鑽があったのが分かりますね。
キャラクター作りは成功?
新日本プロレスに登場後、高橋ヒロム選手のキャラクターが、
かなり「ヤバイ奴」って感じのキャラクターで、正直、ひいてしまう感じ。
当時、IWGPジュニアヘビーのチャンピオンだったのがKUSHIDA選手で、まあ、
正統派のレスラーですから、その対面に合った高橋ヒロム選手が特にキワドク
感じられたもんです。
当初は、このキャラはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンにも合わない
んじゃないかと思われましたが、馴れってのしまったのか、実力が吹き消した
のか、とにかく今では高橋ヒロム選手のキャラ付けは受け入れられているかな?
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン入りには、非常に深い内藤哲也選手との
関係があるようですし、このロスインゴ入りは長期的な計画があったように
思われるんですね。
このことについては、また別記事で紹介しようかなと思っています。
エキサイティングな試合内容は危険と隣り合わせ!?
高橋ヒロム選手の魅力といえば、そのスピード感溢れるムーブと、観ているだけ
伝わってくるような破壊力まんてんの技の数々・・・
ドラゴン・リー戦は、両者ともライバルと認め合うくらいの仲ですから、
観ていてず~っと面白かったですもんね。
ただ、
ただ、ですよ。
今、プロレス界では、とにかくトップレスラーの大怪我が相次いでいます。
これは過密スケジュールなんかの問題もありますが、観客が求めているのかも
しれませんが、原因の1つが危険技の使用ってのもあると思います。
そんな中で、高橋ヒロム選手は特に危険な技を多用しているような気がします。
それが悪いとはいいません。
ただ、相手のレスラーがいてのことですし、これからトップレスラーとして
活躍していくだろう高橋ヒロム選手には、相手も「生かす」技を使いこなせる
レスラーへと成長していっていただきたい。
そして、高橋ヒロム選手が、それを実現できるレスラーの一人だと思っています。
そう思うこのごろです。
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今はヒールだけど、やっぱりいい奴?
このブログでも何度も取り上げているテーマ。
「ヒールレスラーは、基本、いい奴!」説。
これまで、真壁刀義選手や鈴木みのる選手など、ヒールレスラーのいい人
伝説を検証してきました。
相手を活かすのがプロレスラー。
つまり、ベビーのレスラーを輝かせるために、存在するのがヒールレスラー。
ヒールがいなけりゃ、プロレスはつまらんわけですね。
ただ、ヒールが「本当に」悪い奴だったら、プロレスが成立しないですよね?
つまり、プロレスが成立するようにできるのがヒールレスラー。
相手のことを考えられないような、非常識な奴がヒール役なんてできない!
という説です。
高橋ヒロムは本当はいい奴?
実は、海外遠征が多かった高橋ヒロム選手なんで、あまりいい奴エピソードが
見つからないんですよね。
海外に行く前の高橋ヒロム選手の写真の中には、清々しい笑顔なんかがあって、
嫌な奴という印象は少ないんですが、どんな感じだったのかはよく分かりません。
ただ、高橋ヒロム選手が付き人をしていたのが、天山広吉選手と内藤哲也選手
なんで、酷い仕打ちを受けて曲がった方向へいってしまうってこともなさそう
だし。
あまり、そんなエピソードがないんですが、他のレスラーからのエピソードで
きっと性格がいんだろうな、他の人から可愛がられるんだろうな、というものが
あるんですね。
その1つが、小島聡選手のエピソード。
普段、お酒をあまり飲まない(プロレスラーのイメージとちょっと違いますね)
小島聡選手ですが、なんと急性アルコール中毒で運ばれるという失態を過去に
しているんですね。
それが、2013年のこと。
そう、高橋ヒロム選手の壮行会の時らしいんです。
小島聡選手は、この時のことを反省してコメントしているんですが、
高橋ヒロム選手が海外へ行ってしまうことが寂しくて、いつも以上に飲んで
しまったと。
ここから、よっぽど周りから可愛がられていたってのが、分かるなと思うんです
よね。
さらに、現在、行動を共にしているロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの
内藤哲也選手との間にも、いいエピソードがあるみたいですね。
いい人レスラー・小島聡選手について過去に書いた記事はコチラ。
→『小島聡の性格はいい人!テンコジや嫁の蘭子さんとのエピソードから検証!』
まとめ
●現IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム選手は、名実共にジュニアを代表と
する選手にまで成長したと言える。
●長期の海外武者修行は、高橋ヒロム選手に多くの経験を与えてくれたみたい。
現在の圧倒的な強さも頷ける!
●海外から新日本プロレスに復帰し、ちょっと「イッタ」キャラになったけど、
それも馴染んできた様子。元は、先輩レスラーに可愛がられるような、いい人物
っぽい。
やはり、今回の『BEST OF THE SUPER Jr.24』での圧倒的な優勝候補は、今日
紹介した高橋ヒロム選手に違いないですね。
今年が最後のベストオブスーパージュニアと公言するライガーの、劇的な優勝
も見てみたい感じもしますが、老兵は黙って去るごとく、若手の大きな躍進と
なる踏み台となってもらいたいというのもある。
対して、Bブロックは逆に混戦した感じになるかもしれませんが、最後は
田口選手が地力を見せて勝ち上がってもらいたいですね。
そろそろ、「変態の」田口選手ではなく、「本気の」田口選手を見てみたい
もんです。