(画像は「石浦関公式Twitter」より引用) span>
今回の九州場所。新入幕した小兵力士・石浦選手が面白いんですよ。
先日も幕内最軽量ながら、幕内最重量の逸ノ城関を下手投げでぶん投げました
からね。これは観ていた人は爽快だったのではないでしょうか?
やっぱり、小さいものが大きいものに勝つってのは、どこかロマンを感じるん
ですよね。
そんな石浦関ですが、やはりその軽い体重故にこれまで遠回りしてきて、よう
やく新入幕となったのですが、これまでの経歴と、それを励ました白鵬関との
関係を調べてみました。
目次
総合格闘家から相撲取りへ
サラブレット言われながら異色の経歴
石浦関は関取で最軽量の114キロ、身長も173センチと、相撲取りとして
は非常に小柄でありますね。体重だけをみたら、一般的に大きいなと思うんで
すが、やっぱり写真でみると相撲取りって感じではありませんね。
この体重の軽さが石浦関の異色の経歴を作ることになったわけですね。
やはり、幼少のころから身体が大きくなかったみたいではあるのですが、石浦
関の父親が相撲の名門である鳥取の城北高校の相撲部の監督・石浦外喜義さん
ということで、やはり幼稚園時代からまわしを付けて稽古をしていたそうで。
このことから、石浦関が相撲のサラブレットと言われる由縁なんですね。
やっぱり身体は大きくならず。一度は角界入りを断念も。
でも、大学に入っても身体は大きくならなかった・・・
さらに大学3年時に病気をされたということで、体重も10キロ以上減ってし
まったそうで、そんなこんなで相撲の世界へと進むのを諦めたとのこと。
確かに、大学時代に相撲を行うってのも大変だったんでしょうが、それだから
こそプロとして、相撲の世界に入るってことの大変さも知っていたのでしょう。
自分の身体の大きさでは、プロとしてやっていくのは難しいと考えてしまうの
は仕方がないことだったと思いますね。
石浦関はその精悍な顔立ちからも伝わってくるように、闘争本能ってのが物凄
い持っている人なんでしょうね。
角界へ入ることを諦め、じゃあ、サラリーマンにってのはならなかったんです
ね。滾る思いを抑えられなかったということでしょうか。
相撲が駄目なりゃ、総合格闘家への道をすすむべし。
角界入りを諦め、サラリーマンへの道は当初から頭になかったんでしょう。
次に目指したのが総合格闘家!
石浦関だったら、たぶん、総合格闘家としてもうまくいったと思います。ただ、
総合格闘家の活躍する場ってのが残念ながら少なかったのかも。
小さいといっても、石浦選手でしたら総合では重い階級になりますから、もっ
とアマチュアの大会とかが多く、選手層も厚ければもしかしたら違う道が見え
たのかもしれないなと思うんですよね。
なんやこんやあって、結局、石浦関は総合格闘家の道を諦めてしまうんですね。
残念なことに。
それで国際相撲連盟で働くために英語を習得しようと、オーストラリアに留学
したそうで。でも、留学1ヶ月くらいで相撲を取りたいと思い直して、結局4
ヶ月で帰国、宮城野部屋に入門となったわけですね。
とても遠回りした感がありますが、やっぱり相撲から石浦関は離れられなかっ
たわけですよ。逆に、遠回りがあったからこそ、様々な経験に繋がり、強さに
結びついていくのかもしれませんね。
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白鵬の内弟子へ 白鵬の可愛いがりは異常!
石浦関は宮城野部屋へ入門することになるのですが、これはプロ入りするなら
ば一番強い男の側にいたいという気持ちがあってのこと。
そう、石浦関は横綱・白鵬関の内弟子であるのですね。
実は、一番強い男の側でその強さの秘密を知りたいってのもの理由の一つだっ
たのは間違いないと思うのですが、大学時代に同級生の大喜鵬関をスカウトす
るために白鵬関が大学を訪れ、石浦関に声をかけたとのこと。
その言葉が「一緒にやろう」ってものだったらしいのですが、白鵬関は当時も
身体が小さかった石浦関になぜ、そのような声をかけたのか?
あまりにも身体が小さい石浦関の入門に反対した父・外喜義さんに対して白鵬
関は「私が必ず関取にします」と約束したそうでして、白鵬関は石浦関に何か
光るものを感じ取ったのかもしれませんね。
その後の白鵬関の石浦関の可愛がりようは凄いようですね。
序の口時代にですよ、横綱と一緒といえ、相撲雑誌の表紙に載せてもらったり、
白鵬関の優勝パレードでは旗を持たせてもらったり、そりゃ、ちょっと異常で
はないかと思われるくらいの可愛がりのようですね。
今場所の新入幕も、白鵬関にとってはさぞ嬉しかったことでしょうね。
他にも意外なスポーツから転向した関取も
石浦関は総合格闘家(正確にはプロになる前ですが)から角界へと転向した異
色の関取なんですが、他にも他のスポーツからの転向組みは多いみたい。
柔道はよくありそうですね。
昔から霧島関や若の城関、現役で千代の国関なんかも柔道出身。まあ、これは
よく分かるような気がしますね。
最近で異色といえば、ボディビルダーから転向した朝山端といのも頑張ってい
ますね。これも、なんとなく分かります。体つきから。
驚きが、初代貴乃花と千代の富士ですよ。
貴乃花は水泳からの転向で、水泳選手としてもかなり一流だったそうですが、
水泳では食っていけないと相撲に転向したとか。
そして、小さな大横綱こと千代の富士は陸上の短距離からの転向。こう考える
と、よく千代の富士という天才を陸上競技から見つけてきたもんだと思います
ね。
ちなみに横綱・千代の富士は調べてみると126キロだったということで、石
浦関とはほとんど変わらなかったんですね。それで、大横綱として活躍を続け
ていたってのは驚異的な強さだったのがわかりますね。
まとめ
●新入幕の石浦関は小兵力士ながら大活躍中。これから人気出ること間違いな
しのイケメン力士。
●石浦関は格闘家を目指すも断念し、角界入りした異色の経歴を持つ。
●石浦関は横綱・白鵬関の内弟子。白鵬関も石浦関には大きな期待を寄せてい
る!
(画像は「石浦関公式Twitter」より引用) span>