(画像は「高橋奈七永公式ブログ」より引用)
いま、女子プロレス界から
格闘技界への挑戦が多くみられます。
代表的なのは、パンクラスで活躍する
朱里選手。
さらに、来月、総合初参戦する
世志琥選手と、プロレスラーとして
活躍する選手の進出が見て取れます。
そんな中で、プロレスラーが総合格闘家
として参戦するのではなく、
総合格闘技にプロレスラーが参戦する
というような、ある意味懐かしい図式を
思い出させてくれる選手がいます。
いま、世界一過酷な格闘技と言われる
「ラウェイ」に参戦し、
プロレスラーの強さを証明しているのが
高橋奈七永選手じゃないのかなと。
今回は、高橋奈七永選手がどんな選手な
のかを中心に、
日本での本格的開催が決まっている
世界一危険な格闘技「ラウェイ」につい
て調べてみました!
目次
高橋奈七永はプロレスラー?総合格闘家?
昨年末から格闘技関係の記事に
度々登場するようになった
高橋奈七永選手。
職業はプロレスラー。
これまでの経歴を観ていくと
プロレスラーのデビューは
全日本女子プロレスで、のちに
フリーでの活動を中心に
プロレスリングSUNやスターダムに所属
してきたベテランレスラー。
現在はシードリングを立ち上げ、
代表取締役として、中心レスラーとして、
活躍中。
これまでの獲得タイトルも数知れず
全日本女子プロレス時代、
全日本シングル王座の獲得、タッグ王座
獲得と活躍されており、
プロレスラーとしての実力は確か。
実際、全日本女子プロレスが消滅後、
上がったリングでは総なめといって
いいほど、そのリングでのタイトルを
獲得してきています。
試合内容も面白く、激しい試合内容は
観ていて飽きない。
その証拠に、他レスラーからの信頼も
あるのか、デビュー戦や引退試合の
対戦相手として指名されることが多い
んですよね。
やっぱり、プロレスは相手があってこそ
のものだし、互いが互いの良い部分を
引き出し、それによって最高の
試合を作り上げていく。
その点から考えると、
高橋奈七永選手が相手の良い部分、
限界を引き出すことができる
一流のレスラーということが分かります
ね。
現在は格闘技にも参戦中!?
これまでプロレス一筋と言って
よかった高橋奈七永選手ですが、
昨年、12月に突如、ミャンマーの
格闘技「ラウェイ」に参戦。
なんと初戦にして、61-64キロ級王者の
シェー・シン・ミンに挑戦。
序盤、かなりの劣勢ながら、
なんと最後には逆転勝ち!
高橋奈七永選手は、なんと、女性として
はこの「ラウェイ」に参戦した初めての
選手。
しかも、高橋奈七永選手は
あまり格闘技の練習はしていなかった
感じなんですよね。
さらに、今年に入って
後楽園ホールで行われた新しい
格闘技『SEI☆ZA』にも参戦。
独特なルールの中、見事、勝利。
格闘技戦でも着実に結果を残しているん
ですが、総合格闘技に興味を持っている
ってわけでもなさそうなのが不思議なん
ですよね。
なんでも、目指しているのは
アントニオ猪木さんで、プロレスラーの
枠を超えて、世界一の強い女になること
を目指しているそうです。
プロレスラーとして、世界一の強さを目
指すってのは、これまたノスタルジック
な考えなんですが、なんだかロマンを感
じるのも事実。
今後、プロレスラーとして、
格闘技のリングにもどんどん参戦して
いきそうですね。
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世界一危険な格闘技ラウェイとはどんな競技?
高橋奈七永選手が挑戦した「ラウェイ」
とは、どんな競技なんでしょうか?
「地球上で最も過激な格闘技」と
呼ばれる「ラウェイ」。
まず、この格闘技はグローブを使用しま
せん。手にはバンテージ、あのグローブ
の下に拳を守るために巻く薄い布。
あれを巻くのみ。
つまり、ほぼ素手の状態でのパンチの
打ち合いになるってわけ。
もちろん、キックも有効だし、
他の競技では禁止されることも多い、
ヒジ打ちもOK。ヒザももちろんOK。
投げ技に立ったままの関節もOK。
他の格闘技ではあり得ないのが、
頭突きがOKなところ。さらに、故意でな
ければ、金的もOK。
これだけ過激なんですが、なぜか
グラウンドでの関節と絞め技が禁止され
ているんですよね・・・
勝敗の決着ももちろん過激!
とにかく、他の格闘技と比べて
過激なのは分かってくれたと思いますが、
まだまだ過激な点はあります!
3分5ラウンド。2分のインターバル。
1ラウンドで3回のダウン、試合を通して
合計4回のダウンでTKOとなる。
流血した場合には、レフリーとドクター
が判断して続行するか、試合を止めるか
決めることができる。
ここまでは、まあごく普通の格闘技。
過激なのはここから。
勝敗は基本的にどちらかがギブアップし
ないと終わらない。
判定はなくて、フルラウンドで勝負がつ
かなかったら引分けになる。
極めつけは、ダウンカウントはない。
その代わりにあるのが、
セコンドの「タイム」。
これは1ラウンドから4ラウンドの試合中
(最終ラウンドは認められていない)、
選手が劣勢になったり、失神した時に
セコンドが要求することができるもので、
タイムをすると2分間の休憩が許される
というもの。
つまり、失神しても2分間の休憩で
回復すれば試合は続行されるんですね。
これって、超危険極まりない。
よく、セコンドは選手の命を守る
最終砦と言われますが、どうやら
この「ラウェイ」では当てはまらない
みたいですね。
日本でも本格的に開催される!?
実は、この「ラウェイ」ですが、
昨年、プロレス団体『ZERO1』を運営す
るファーストオンステージが
「ラウェイ」の正式なライセンスを取得。
これにより、日本はもとより、世界中で
「ラウェイ」興行を主催することが
できるようになったそうです。
今年2月にも、2回目の日本大会が開催
される予定で、今後、この過激な
格闘技も日本でメジャーになっていくか
もしれませんね。
まとめ
●高橋奈七永選手は、全日本女子プロレ
スでデビューした生粋のプロレスラー。
●今は、プロレスラーとして活躍しなが
ら、プロレスラーとして格闘技のリング
に立ち、結果を残している!
●高橋奈七永選手が現在参戦している
「ラウェイ」は、超過激なルールで、世
界一危険な格闘技と呼ばれている!
「ラウェイ」は昔から都市伝説的に、格
闘技雑誌の白黒ページで紹介されてきた
のを覚えています。
まさか、日本で正式な大会が行われるよ
うになる日が来るとは夢にも思いません
でしたね。
しかし、これは興行的にうまくいくのか
なぁと心配になってしまいますね。
というのも、この「ラウェイ」に定期的
に選手が参戦していくのかなと思うんで
すよね。
他の格闘技団体のように、王者という制
度もないようで、ほぼ勝利した名誉のた
めに戦うような感じですからね。
まあ、注目の格闘技であるのは間違いな
いでしょうから、機会があったら是非、
一度は生観戦してみたいもんです。