(画像は「パンクラス公式サイト」より引用)
こんばんわ、管理人のラッシャーやすおです。
今回は久々に総合格闘技の話題でも。
7月2日に新日本プロレスのアメリカ大会が行われ、注目度も高くてプロレス人気
の高さにほくそ笑む日々ですが、それに反して総合格闘技の人気がいまいち。
でも、RIZINはもちろんのこと、パンクラスや修斗も頑張って興行しているわけ
でして、「格闘技向上委員会」と銘打っているだけに、総合格闘技が盛り上がる
ために少しでも役立てたいと思っているわけです。
ということで、不定期にはなっていきますが、僕の注目の格闘家も紹介して
いきたいと思っているわけです。
今回は、今の日本の総合格闘技界の中心にいる一人である堀口恭司選手!!
ではなく、その堀口選手に唯一、土をつけた日本人選手に注目してみました!
その名も、上田将勝選手。
もう、ベテランの域に達してしまって、玄人好みの選手になってしまったかも
しれませんが、まだまだRIZINに出場したら面白い選手です!
名前を聞いたことがない方、要チェックですよ!!
目次
堀口恭司に唯一勝利している日本人とは?
世界最大の格闘技団体UFCから、驚きのRIZIN移籍を果たした堀口恭司選手。
RIZIN初戦となった元谷友貴戦でも圧倒的な強さを見せつけ、まさに軽量級で
日本人トップ選手であることを証明しました。
なにせ、堀口恭司選手はUFCでもタイトル戦までたどり着き、あと一歩で
ベルトに届かなかったわけですが、ランキングも最高3位、UFCでの戦績も
日本人選手が苦戦している中で8戦7勝1敗。
堀口恭司選手の格闘家としての戦績の中で敗北は、UFCのタイトル戦と、
そして、上田将勝選手との一戦の敗北の2つ。
修斗時代の堀口恭司選手を知らない人にとっては、あの堀口恭司に勝った
上田将勝選手ってどんな選手なんだよって思っちゃいますよね?
堀口恭司戦が収録されている『修斗 2012 BEST』
現在、UFCで活躍されている佐々木憂流迦選手の試合もたくさん収録!!
→
修斗 2012 BEST [ (格闘技) ]
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試合は地味なイメージ?でも、ベテランとなった今も強いぞ!!
上田将勝選手は、現在39歳。
完全にベテラン選手となりましたね。
といっても、プロデビューが2005年、27歳の時ということを考えると、遅めの
キャリアスタートだったわけです。
そして、現在までの戦績が29戦22勝5敗2分け。
22勝のうち、15勝が判定とあって、試合内容は非常に地味なイメージがあるん
ですが、相手の土俵で勝負しても負けないオールラウンダータイプですね。
先に述べました堀口恭司戦でも、スタンドで逃げるというイメージはあまり
なかった感じです。
相手の力を吸収する、というのかな、とにかく誰とやっても安定抜群な強さ
というイメージですね。
強豪と渡り合ってきたキャリアを振り返る!
上田将勝選手は、これまでのキャリアは簡単な相手ばかりではないなか、勝利を
重ねてきました。
堀口恭司選手に勝利も、上田将勝選手のキャリアにとって大きな試合だった
わけですが、他にもレジェンド級の相手との対戦を繰り広げてきました。
アマチュア時代には、現在パンクラスバンタム級の絶対王者である石渡伸太郎
選手に勝利しているんですよね。
このカードがパンクラスで組まれるのか、今後の注目点ですね。
さらに、グラップリング選手権では、アブダビコンバットで世界ベスト4に
入った鈴木徹選手に、グラップリングというフィールドで勝利。
プロ修斗では、UFCで活躍した水垣偉弥選手と引き分け。
レジェンド・佐藤ルミナ選手にも勝利を挙げています。
ホイラー・グレイシーの引退相手として指名、勝利を挙げ、世界的なビック
ネームであるジェンス・パルヴァーに勝利など。
ホント、格闘技ファンにとって、これだけの相手の対戦してきたってことだけ
でも、凄いの伝わってきます。
上田将勝は性格も地味?天然なところもあるらしい
試合のイメージも地味な感じがしますが、実は性格も凄い静かな方で、格闘技を
バリバリにやっている感じのイメージがないんですよね。
以前、上田将勝選手と同じジムで柔術を習っていたんですが、練習中にふと横を
みると全くプロ、それも当時は修斗の世界王者だった上田将勝選手が全くの
オーラを発せずに一緒に練習しているではないですか・・・
もちろんプロ練習の時間じゃなかったわけですが、さすがに世界王者と一緒に
練習をしているって感じは皆無でしたね・・・
もくもくと、ただ実直に練習に励んでいる、というイメージでした。
他の方に伺ったのですが、プライベートではかなり天然なところもあるらしく、
キャラクターとしては、「真面目だけど天然」といった感じのようですね。
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現在の上田将勝はベテランとしてパンクラスに参戦中!
上田将勝選手は修斗フェザー級王者として、活躍していただけに、僕の中では
修斗の上田将勝、というイメージがあるんですが、現在はパンクラスを主戦場に
しているみたいですね。
現在はパンクラス・バンタム級でランキング2位。
39歳で現役バリバリ。そして、ランキングも2位につけているって、やっぱ凄い
ですよ。
もう、「鉄人」というイメージがぴったりな感じがしますね。
今後、パンクラスバンタム級王者の可能性はあるのか?
上田将勝選手がパンクラスに参戦してから6戦5勝1敗。
この1敗というのが、ハファエル・シウバていう、滅茶苦茶強い選手。
このシウバとフルラウンドやり合って、判定で負けているんですね。
このシウバは先日の大会で、絶対王者である石渡伸太郎選手にあと一歩という
ところまで追い込んだんですね。
つまり、上田将勝選手が、石渡伸太郎選手に挑戦するためには、このシウバから
逃れることはできないってわけ。
再戦が決まったら、ビックカードになります。
そこで勝てるかが、ベルトへの最大の難関となるのではないかなと思います。
そして、ベルト挑戦となれば、アマチュア時代以来の再戦。
石渡伸太郎選手との対戦は、いろんな意味で両者にとって叶えたいものでしょう。
ランキングから考えて、年内のタイトル挑戦もあり得るのではないかと思って
いるのですが、どうでしょうか・・・。
ホント、楽しみです。
まとめ
●上田将勝は、元UFCファイターの堀口恭司に唯一勝利した日本人。
●上田将勝は、ファイトスタイルは地味ながら、どんな相手にも、どんな土俵で
も勝負できる強さを持っているオールラウンドタイプの選手。
●39歳となりベテランとなった上田将勝は、現在、パンクラスに参戦中。タイト
ルを目指して、着実に勝ち星を挙げている。
長年、購読してきた『ゴング格闘技』がちょいと前に休刊となってしまいました。
現在の総合格闘技の低迷を象徴するものでして、これで格闘技系の雑誌は
『Faith&Life』のみ・・・
かつては、『格闘技通信』もあったし、それを考えると寂しい限りです。
『ゴング格闘技』は一度休刊し、復活しているだけに、今も次の雑誌発刊にむけ
て準備中という話もあります。
それまで、当サイトが少なからず格闘技ファンのオアシス的なものになればと
思っています。