(画像は「新日本プロレス公式サイト」より引用)
新日本プロレスには、第三世代と呼ばれるくくりがあります。
正確には世代分けをするのは難しいのですが、ここでは第三世代を
天山広吉選手、小島聡選手、永田裕志選手、中西学選手たちの代と
しておきます。
丁度、闘魂三銃士の下の世代くらいですね。
その中で、テレビでの出演も多く、一般的にも顔を知られているのに、
なぜか地味なイメージのある中西学選手。
実は、アマレスの超エリートで、オリンピック出場経験もある凄い選手
なんですね。
今回は、地味~なイメージのある中西学選手とはどんな選手なのか?
大怪我からの奇跡の復帰。そして、モンスターモーニングと呼ばれる、
朝食なんかを紹介してみたいと思います。
目次
野人・中西学とはどんなレスラーなのか?
新日本プロレスでは、いまやベテランとなり、今はあまり呼ばれなくなりました
が、第三世代に所属していた中西学選手。
あのゴリラのような、筋肉隆々の身体。
試合も、まさに無骨。見た目通りのパワーファイトを行う。
時に、相手2人を同時に投げ捨てるという、人間離れしたことをする。
今ではあまりシングルを行うことがなくなってしまって、新日本プロレスの
トップ戦線には程遠い状態になってしまいました。
(これには理由があって後述)
でも、デビュー当時は、新日本プロレスの次世代のエースとして期待され、
破格の扱いをさたプロレスラーだったのは、今では有名ではないかもしれません。
オリンピック出場経験あり。入門後も破格の扱い。
中西学選手は、アマレスの超エリート。
1988年に選手大学時代に、全日本学生選手権を
グレコローマン、フリースタイルの100キロ級で優勝。
1989年から、全日本レスリング選手権を4連覇し、バルセロナオリンピックに
出場しています。
そして、1992年に新日本プロレスからデビューした時は、なんと藤波辰巳選手の
タッグパートナーとしてデビューしており、いかに期待されたいのかが
分かりますね。
ちなみに、入門当時も特待生扱いを受けていて、寮生活を免除されていたそうな。
1995年に第6回ヤングライオン杯で優勝し、海外武者修行に出るんですが、
その時に、世界に通用する男としてリングネームを「クロサワ」に変更。
安易というか、世界=クロサワというセンスが何とも言えませんね。
実績以上の活躍や印象がない中西学 素質があるのに何故?
これほど期待されていた中西学選手ですが、IWGPタッグ王座につき、
1999年には武藤敬司選手に完全勝利してG-1優勝と、着実に実績をつけてきた
のですが、あまりパッとした成績を残せていないイメージです。
確かに、IWGPヘビー級タッグ王座には3度ついているんですが、
どこかプロレスラーとしての魅力がないのか、トップに立てない。
以前、藤波辰巳選手が新日本プロレスの社長だった頃、中西学選手について、
会社を挙げて中西学選手を押そうって時に、なぜか中西選手は波に乗ることが
できなかったと言っていました。
実力もあるし、キャラクターもいいんですが、何故なんでしょうかね・・・
2009年、それまで6度の挑戦も手が届かなかったIWGPヘビー級王座を獲得。
これは本当に悲願達成だったのでしょう。
実況席で解説をしていた鬼軍曹の山本小鉄さんが、中西学選手の王座戴冠に
涙を流したそうです。
それだけに、周りの誰もがいつか中西学選手にベルトを、と思っていた
というのが伝わってくるエピソードですね。
大怪我を乗り越え、軌跡の復帰を果たす!
最近の中西学選手は、めっきりシングル戦がなくなりました。
これには理由がありまして、2011年6月の試合中に大怪我を負ったためだと
思われます。
試合中、ジャーマン・スープレックス受けた中西学選手は、首から突き刺さり、
リング上で動けなくなり、緊急搬送。
診断は「中心性脊髄損傷」で、医者からは最悪寝たきり、良くても車椅子という
宣告を受けるほどの深刻な状態だったらしいですね。
しかし、さすが人間離れした野人。
10月の手術を乗り越え、厳しいリハビリを耐え抜いて、492日ぶりに
リングの復活を遂げました。
いや、本当に素晴らしい復活劇だったと思います。
でも、以後、中西学選手は明らかに動きが悪くなったと思いますし、
首への負担をかけられなくなったのではないかと思われます。
つまり、シングルでの身体の酷使はもうできないってことなんでしょうね。
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朝食が凄い!中西学のモンスターモーニング!
中西学選手は、リングを降りると天然エピソードで人気者に。
その中でも、最近、中西学選手が注目されていることの一つとして、
モンスターモーニングと呼ばれる、尋常ではない量の朝食であります。
プロレスラーの中でも特に大食いで有名な中西学選手ですが、
普通、大食いでも朝ってのは食事量が少ないと思いますが、中西学選手は
朝も夜も関係ないらしい。
百聞は一見にしかず。中西学選手のツイッターからの画像を見てください。
モンスター級なのが分かりますよね?
パンとゆで卵の量が凄い!
何と言うか、朝からとにかくパワフル!
これも凄いなぁ~!
なんかこの量でも、いつもより少なく感じてしまう・・・
まあ、普段の生活ではどうなのか分かりませんが、巡業先でのホテルでの
バイキングではこんな感じです。
あっ、バイキングの料理が置かれている写真じゃないですよ!
中西学選手が自分で食べる量として取り分けて、自分のテーブルに置いた
写真ですよ!!
普通の人の1日分、下手したら2日ぶんくらいの量がありますね・・・
この食事量が、あの中西学選手の身体を作り上げているんですなぁ~
まとめ
●中西学選手は、オリンピック出場経験もあるアマレスの超エリートとして入団。
デビューも破格の扱いで、中西学選手への期待は非常に大きかった。
●中西学選手は、試合中の大怪我のため、一時は選手生命はおろか、普段の生活
もできないと宣告されるも、奇跡の復活を遂げる。
●天然キャラとしても人気の中西学選手の注目されていることの一つに、尋常で
はない量の朝食が挙げられる。あまりにも凄すぎてモンスターモーニングと命名
されているらしい!
現在、新日本プロレスでテレビ出演しているレスラーは多いのですが、
実は中西学選手は、2000年頃にはテレビのバラエティ番組によく出ていた
人気レスラーでした。
天然キャラとして、テレビでは売り出していたんですけど、まあ天然ってのは
間違っていないんだけど、中西学選手はとにかく純粋なんでしょうね。
言い換えれば、どこまでいっても真っ直ぐ。
だから、そのプロレススタイルも真っ直ぐ。パワーファイト一筋って感じ
ですからね。
そこかが中西学選手にとっては良いところでもあるし、逆にプロレスラーとして
引き出しが少ないという感じになってしまって、トップ戦線に居続けるのが
出来なかったのかもしれません。
いまやベテランになった中西学選手は、「人間・中西学」として
その魅力を感じてもらえるようなプロレスラーであり続ければいいと思いますね。