(画像は「新日本プロレス公式サイト」より引用)
昨年の中ごろまでは、新日本プロレスのジュニアを引っ張るのはKUSHIDA選手
しかいないような雰囲気でした。
田口隆裕選手も、独自路線を進んでいく雰囲気だったし、ライバルとされていた
BUSHIとの抗争も落ち着いた感じでしたからね。
それが数ヶ月、高橋ヒロム選手の新日本プロレス復帰というのがあったとしても、
現在のKUSHIDA選手は、方向性もブレブレ。
きっと、現在は何をやっても上手くいかない、完全に低迷期。
新日本プロレスファンからも、ブーイングが起きる選手の一人となってしまい
ましたね。
今月に始まる『BEST OF THE SUPER Jr.24』で復活なるか?
焦点はそこに尽きることになるでしょう。
今回は、KUSHIDA選手の最近の戦績から、現在に至るまでと今後について
書いてみました。
目次
新日本プロレス・ジュニアのエースになるはずだったはずでは?
IWGPジュニアヘビー級ベルトを実に4回も奪取し、新日本プロレスのジュニアの
エースと呼ばれたKUSHIDA選手。
にしては、最近の低迷っぷりは、とことんって感じです。
昨年末、高橋ヒロム選手が長期海外武者修行から戻ってくると、今年1月の
東京ドーム大会で王者陥落。
4月に行われたIWGPジュニアヘビー級タイトルマッチにおいては、なんと
1分56秒という秒殺負け!!
高橋ヒロム選手の凱旋前、たった数ヶ月前までは、ジュニアの中心はKUSHIDAだ
と言わんばかりの雰囲気だったんですがね・・・
高橋ヒロム戦での秒殺!アクシデントだったのか?
1分56秒の秒殺劇。
高橋ヒロム選手の強さが際立つ内容だったのですが、これはアクシデントだった
というのが真実なのでしょうか?
ゴング前から攻撃をしかけたのはKUSHIDA選手だったのですが、その流れの中で、
高橋ヒロム選手が使用したリングサイドから、リング下のマットへ叩き付けた
パワーボム。
この一発で、完全にKUSHIDA選手は脳震盪を起こしたのでしょう。
立ち上がるどころか、完全に体に力が入らず、意識もないような状態。
この状態を感じたのでしょう。
すぐに高橋ヒロム選手は、フィニッシュホールドである「TIME BOMB」を2連発。
これで秒殺勝利。
映像を見る感じでは、完全にKUSHIDA選手のアクシデントだったのでしょう。
高橋ヒロム選手がそれを判断し、試合を終わらせたってのがどうやら真実の
ようですね。
最後、追い込みすぎ感もありますが、「TIME BOMB」一発でフォールへ行ったら、
アクシデント感があり過ぎですからね。
プロとしての仕事をしっかりこなしたってところでしょうか。
ただ、高橋ヒロム選手の技は危険なものが多いのも確か。
今回はたまたま大事に至らなかっただけのことかもしれません。
相手に怪我をさせない、といのもプロの仕事の一つだと思うんですが、果たして
プロレス界の変化は起きていくのでしょうか?
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KUSHIDAは総合格闘家から転身のプロレスラー
一昔前、20年くらい前には格闘技の最高峰と言えばプロレスでした。
そこへ、徐々に総合格闘技の流れが生まれてきたのですが、2000年ごろには
立場が逆転。
総合格闘技が盛り上がり、一方でプロレスは長い低迷期に入ることになりました。
その頃は、プロレスでも総合格闘技色を強めるために、総合格闘技へ参戦する
選手も多くいました。
しかし、プロレスがベースの選手がほとんどだったわけですね。
プロレスラーから、総合格闘家という流れですね。
それに対して、KUSHIDA選手は世代の違いがやはりあって、その逆の道を辿って
きました、
総合格闘家から、プロレスラーという流れですね。
格闘家色が強いのがブーイングの原因?
KUSHIDA選手の人気の低さは、この格闘家出身というのがポイントとなっている
みたいですね。
確かに、ジュニア特有の空中技もしっかり使いこなしているKUSHIDA選手ですが、
関節技などを多用し、他のジュニアレスラーとはちょっと違うスタイルを取って
いるのは事実。
これが、プロレスファンにとっては、試合運び面白くないってなるんでしょう。
他にも、新日本プロレスの「ジュニアのエース」と名付けられたのも、反感を
買っているようですね。
総合格闘家から転身し、他団体でプロレスデビューした、いわゆる生え抜きでは
ないKUSHIDA選手が「なぜ、新日のジュニアのエースなのか?」と!!
確かに、これは難しい問題ではありますね。
KUSHIDA選手が圧倒的な強さを見せ、そして試合内容で魅了することができれば、
マイナスなファン感情も吹き飛ばすことができるんでしょうが・・・
現在のKUSHIDA選手に、その力がいまあるのでしょうか?
まとめ
●昨年は新日本プロレスのジュニアのエースと言われていたKUSHIDA選手ですが、
いまや低迷期真っ只中!!
●現IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム選手とは、かなりの実力の差をつけ
られてしまった感じのKUSHIDA選手。復活の道筋も思い浮かばない・・・
●KUSHIDA選手は総合格闘家出身。デビューも他団体と、新日本プロレスの生え
抜き選手ではないことも、人気が出てこない原因の一つかもしれない。
『BEST OF THE SUPER Jr.24』のAブロックの混迷状態に対して、Bブロックは
ジュニアのトップ戦線に立つことができない、いわゆる順番待ち状態の選手が
多いような気がします。
タイガーマスク、田口隆祐、KUSHIDA、ボラドール・ジュニア、ACH、金丸義信、
エル・デスペラード、BUSHI。
正直、Aブロックの激戦っぷりに比べると、見劣りしてしまう感じ。
その中にあっても、KUSHIDA選手が勝ちあがるかっていうと、どうだろうか?
鈴木軍の介入がかなりポイントになりそうですが、今、KUSHIDA選手を押して
いく理由もあまり感じないんですが、果たしどうなるのでしょうか?